バヌアツ市民権委員会が、市民権データベース管理システムを導入開始

市民権データベース管理システムの立ち上げが開始

バヌアツデイリーポストという現地メディアによると、
2023年7月にバヌアツ史上初となる「市民権データベース管理システム(DBMS)」が正式に立ち上げされた。
と書かれています。※2023年7月6日の記事
https://www.dailypost.vu/

導入の理由

Citizenship DBMSの導入の理由の一つとして、公平で汚職のないプロセスの確保があります。
バヌアツ市民権投資プログラムを今後も適正に運営し、バヌアツ市民権の価値を維持していくために世界標準となる電子システムを導入することが重要であると、カルサカウ首相が声明において決意表明しました。

以前はバヌアツ市民権パスポートを持っていれば、ビザなしでヨーロッパのシェンゲン協定国にも渡航ができましたが、不正な手段によるバヌアツ市民権パスポートを取得したケースがあったことから、シェンゲン協定国へのビザ免除渡航は現在停止されてしまっています。

ただ、バヌアツ政府としては、市民権パスポート付与のプロセスや、管理体制に世界標準を導入することで、不正ができない体制に改善し、再びビザ免除協定を結びたいと考えているようです。

ビザなしで渡航できる国の数が多い方が、市民権パスポートとしての価値も向上します。

バヌアツ政府にとって、市民権手数料収入は、大事な収益源の一つであるため、市民権プログラムを適切に運営していく努力をしています。

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