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月次支援金・一時支援金、審査がこんなに遅い理由を行政書士が解説します

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こんにちは!

行政書士の佐藤です。
今回は、以下のテーマについてなるべくわかりやすく解説していきます。

①月次支援金・一時支援金の審査はなぜこんなに時間がかかっているのか?

②審査があまりにも遅い場合、支援金はもらえないのか?



事業復活支援金の行政書士による申請代行は以下のページをご覧ください。
https://satotaiga.com/jigyou-fukkatsu-shinseidaiko-gyoseishoshi/

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①月次支援金・一時支援金の審査がこんなに遅い理由について


去年(2020年)は、持続化給付金や家賃支援給付金といった給付金が支給されました。

このブログを読んでいただいている方の中にも、おそらく受給された人は多いと思います。

そのときは、申請から支給までスピード優先だったため、数日から1週間での支給もめずらしくはありませんでした。

それに対して、今年(2021年)に用意された一時支援金や月次支援金は、申請から支給までに3~4週間以上かかっているケースもめずらしくありません。

どうしてこんなに審査に時間がかかるのか?
個人的には以下の2つの理由が大きいと思います。


その1:制度が複雑になったこと


去年の持続化給付金や家賃支援給付金は、コロナの影響で苦しむ事業者たちを救うために”スピード優先”で支給されました。


その結果、何が起きたかというと不正受給の多発です。


審査が簡易であることを悪用した人たちが、経済産業省をだますような不正受給をする事件が多発しました。


そうした過去の経緯を踏まえて、今年の一時支援金や月次支援金は、申請が複雑になっています。


例えば、「売上の大きい上位2者の取引先を申告する」といった具合です。
これは去年の給付金にはありませんでした。


申請が複雑になったのは、「不正受給をどうにか防ぎたい」という経済産業省の意思が表れていると言えるでしょう。


その2:一時支援金と月次支援金の申請タイミングが重なっていること


一時支援金の申請期間は、「2021年3月8日~5月31日」までとわずか3か月間でした。


去年の持続化給付金は、「2020年5月1日~2021年2月15日」までと約10か月間もありました。
なので、申請期間の長さが3分の1くらいに一気に短くされたワケです。


申請期間が短いので、当然申請も同じ時期に集中してしまうことになります。
一気に来た申請を処理しないといけないので、審査する側も負担が大きいことは想像がつきますよね。


さらにそれに加えて、月次支援金の申請も2021年6月16日からスタートしています。
一時支援金の申請期間は2週間延長していますので、月次支援金の審査と重なってしまっているワケです。


これでは審査に時間がかかってしまうのも必然と言えますよね。


②審査があまりにも遅い場合、支援金はもらえないのか?


さてそれでは、審査に時間がかかっている人は、一時支援金はもうもらえないのでしょうか?


個人的には、マイページのステータスが「確認中」のまま数週間もそのままになっている人は、支給される可能性が非常に高いのではないかと思います。


うちの事務所でも、給付金のサポートは何十件も対応していますが、不備がある場合は、翌日または2~3日中に、事務局から不備修正依頼のメールが来ています。


これは事務局としては、「内容に問題がなく振込手続きまちの申請」よりも、「不備のある申請の修正連絡」を優先していることのあらわれだと思います。


申請に不備があるにも関わらず、役所の怠慢で不備修正の連絡が遅くなってしまった場合は、申請者だけではなく、役所側にも責任問題が発生してしまいます。
(このあたりの役所の心理は、私が元市役所職員であるためよくわかります)


これは役所としては避けたいのです。なので、問題がない申請は「確認中」のまま後回しにして、「不備のある申請」を優先的に対応していると言えると思います。
※申請殺到により人手不足のため、やむを得ずこのような状態になっているのでしょう。


マイページが「確認中」のままになっている方は、自分が一時支援金がもうもらえないのかととても気になっていることかと思います。
しかし、上記の理由から支給される可能性は高いと考えられます。
参考にしてみていただければ幸いです!


今回もここまでお読みいただきありがとうございました。

行政書士 佐藤大河


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携帯:080-3314-6254
メール:info.lifeinjapan@gmail.com
ライフインジャパン行政書士事務所
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  1. sarunoke

    >これは役所としては避けたいのです。なので、問題がない申請は「確認中」のまま後回しにして、「不備のある申請」を優先的に対応していると言えると思います。

    確かに、自分の場合も、最初の不備連絡まで2週間かかりましたが、2回目の不備連絡は2日後に来ました。もっとも、その修正再申請から1週間放置されていますが、不備連絡を優先するというのは、一番腑に落ちました。

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